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フィリピンの濃厚プリン「レチェフラン」

インタビュー

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インタビュイー プロフィール

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料理研究家・ブロガー ノラ・レイさん ブログ
「Recipes by Nora」
https://www.recipesbynora.com/


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@recipesbynora

フィリピン出身、夫のマークさんと二人でブログ「Recipes by Nora」にてフィリピン料理を中心に美味しいレシピを案内中。エネルギッシュな3人の息子さんとご夫婦の5人家族。アメリカ ニュージャージー州ナットレイ在住。

フィリピン出身、夫のマークさんと二人でブログ「Recipes by Nora」にてフィリピン料理を中心に美味しいレシピを案内中。エネルギッシュな3人の息子さんとご夫婦の5人家族。アメリカ ニュージャージー州ナットレイ在住。

私たちが愛してやまない世界的なフレーバーの数々から、毎回その歴史やローカルな人たちの声をインタビューするシリーズ。今回は私たちのフレーバー『セブ・イエロー』のルーツ、フィリピンの「レチェフラン」についてのカルチャーをのぞいてみましょう!。

レチェフランはスペイン料理が起源で、スペイン植民地時代にフィリピンに伝わりました。以来、フィリピンを代表するデザートとして愛されています。「レチェフラン(Leche Flan)」という言葉はスペイン語がルーツで、「レチェ」は「ミルク」、「フラン」はカスタードデザートを意味します。

サイズ/形 レチェ・フランは伝統的に「ラネラ」と呼ばれる楕円形の金型を使って作られます。この型は一般的にアルミ製かステンレス製で、独特の形と深さで知られています。

材料 レチェ・フランは、卵(卵黄と白身)、コンデンスミルク、エバミルク、砂糖で作られ、これらのシンプルな材料が合わさって、濃厚でクリーミーなカスタードが出来上がるのです。

作り方
カスタードは、卵、コンデンスミルク、エバミルクを混ぜ合わせ、滑らかな舌触りになるように漉して作る。カラメル・ソースは、砂糖をカラメル状になるまで溶かし、型の底にカラメルを注ぎ、コーティングする。プリン液をその上に注ぎ、蒸し焼きにして火を通す。 クリーミーなカスタードに甘さとほろ苦さのコントラストが楽しめる美味しいプリンに仕上がります。(詳細はノラさんのブログ をご参照ください。)

盛り付け
レチェ・フランをお皿に盛り付ける際、型をひっくり返して盛り付けるのが一般的です。カラメルソースとプリンの組み合わせにより、見た目も美味しいプリンの出来上がり。(テキスト・フィリピン料理研究家ノラ・レイさん監修)

料理研究家・ブロガー ノラ・レイさん

このプリンはいつ食べるの?

レチェフランは、パーティーや特別な日に出されることが多いです。この甘くてクリーミーなデザートが食べたくなったら、いつでも簡単に作ることができます。

フィリピンのレストランで食べられるデザートメニューですか?それとも家で手作りするものですか?

レチェフランは一般的に家庭で作られるデザートですが、レストランやケーキ屋さんなどで1人前ずつ販売されていることもあります。

特別な日にこのプリンを食べますか?(結婚式など)

はい!レチェフランは、集会や特別なイベントには必ず登場する定番のデザートです。

プリンにまつわるエピソードがあれば教えてください。(個人的な思い出や豆知識など)

レチェフランは、母が私と兄弟に教えてくれた最初のレシピのひとつで、私の心の中で特別な位置を占めています。幼い頃に熱心に作ろうとしたデザートで、私の「料理の旅」の原点でもあります。

プリンタイムでは、そのレシピをアレンジした「セブ・イエロー」を紹介します。初めて食べる日本人に一言アドバイスをください。

レチェフランが他のカスタード・デザートと異なるのは、コンデンスミルクとエバミルクのユニークな組み合わせである点です。これがこのプリンを濃厚でクリーミーな食感に仕上げます。卵黄を主に使う伝統的なカスタード・デザートとは異なり、レチェフランには卵白が使われることがあり、卵白はカスタードに骨格とコクを与え、他のものより少し固めになります。本当におすすめのプリンです!

卵黄と練乳がたっぷり入った、超濃厚なフィリピンのプリン

セブ・イエロー

390円(税込)

フィリピンのプリン“レチェフラン”にインスパイアされてできたフレーバーです。卵黄とたっぷりの練乳で超濃厚なちょっと固めのなめらかプリンです。 レチェフランはその甘さも特徴の一つですが、プリンタイムでは甘さは控え目につくりました。ひっくりかえして食べるのもおすすめな、黄色いかわいいプリンです。

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